ネットワークセキュリティーのためにスマホを全社員に配布しました
セキュリティ強化やゼロトラスト対応の流れの中で、全社員に管理可能なスマートフォンを配布し、
調達方法と運用設計を見直した事例です。
■ 導入企業プロフィール
- 業種:金融・決済関連サービス企業
- 従業員数:約800名
- 拠点数:本社+国内拠点20拠点以上
- 対象デバイス:スマートフォン
- 担当者:情報システム部長
■ 導入前の課題
同社では、クラウドサービスの利用拡大やリモートワークの定着により、
従来の社内ネットワーク中心のセキュリティ管理だけでは対応が難しくなっていました。
一部の社員は私物スマートフォンを業務連絡や認証に利用しており、
端末状態やOSバージョン、アプリ利用状況を会社側で十分に把握できないことが課題になっていました。
- 私物スマホ利用が混在し、端末管理の範囲が曖昧になっていた
- 多要素認証や業務アプリ利用時のセキュリティ水準を統一しにくかった
- リモートアクセスやクラウド利用時の証跡管理に不安があった
- 監査時に、端末管理状況を説明しづらい場面があった
- セキュリティを強化したい一方で、現場の利便性も落とせなかった
情報システム部では、ゼロトラストを前提としたアクセス管理に移行するためには、
社員が利用するスマートフォンを会社管理の端末として整備する必要があると判断しました。
■ 比較検討した選択肢
全社員へのスマートフォン配布に向けて、同社では複数の調達方法を比較しました。
- 全端末を新品購入する方法
- 全端末をレンタルでそろえる方法
- 役職者や特定部門だけに限定配布する方法
- 既存のBYOD運用を継続し、MDMのみ強化する方法
しかし、新品購入だけでは初期費用が大きくなり、
レンタルだけでは長期利用時のコストや契約条件に課題が残りました。
また、限定配布やBYOD継続では、全社的なセキュリティ水準の統一には不十分でした。
■ ニューズドチョイスの提案内容
ニューズドチョイスでは、全社員配布を前提にしながらも、
利用者の役割や利用頻度に応じて端末構成を分ける提案を行いました。
- 常時利用する社員向けには、長期利用を前提とした購入端末を提案
- 契約社員・一時利用者向けには、入れ替えや返却を前提としたレンタル端末を提案
- 認証・業務連絡中心の用途には、状態の整った再生スマートフォンを活用
- MDM設定や業務アプリ、認証アプリの初期設定を含めて導入設計
- 配布・回収・再設定・更新までを想定した運用フローを整理
端末を一律にそろえるのではなく、セキュリティ要件を満たしながら、
用途ごとに過不足のない構成にすることで、コストと管理性の両立を目指しました。
■ 導入の決め手
担当者が最も評価したのは、
「全社員にスマートフォンを配る」という大きな方針を、
現実的な調達方法と運用設計に落とし込めた点でした。
- 購入・レンタル・再生端末を組み合わせることで初期費用を抑えられたこと
- セキュリティ要件を満たしながら、用途別に端末を選定できたこと
- 配布後の管理・更新・回収まで含めて考えられたこと
- 監査や社内説明に必要な合理性を整理しやすくなったこと
「全社員にスマホを配るというと、最初はコスト面の不安が大きかったです。用途ごとに購入・レンタル・再生端末を組み合わせることで、セキュリティ強化と現実的な導入コストの両立が見えてきました。」
■ 導入後の変化
- 全社員が会社管理のスマートフォンを利用できる体制を整備
- 多要素認証や業務アプリ利用時の端末管理レベルを統一
- BYODに伴う管理範囲の曖昧さを軽減
- 監査時に端末管理方針を説明しやすくなった
- 配布・回収・再設定を含めた運用フローが明確になった
導入後は、スマートフォンを単なる連絡手段ではなく、
セキュリティ基盤の一部として位置づけられるようになりました。
端末管理の範囲が明確になったことで、情報システム部門の統制力も高まりました。
この事例から学べるポイント
- ゼロトラスト対応では、利用端末の管理状態が重要になる
- 全社員配布でも、一律の新品購入だけが選択肢ではない
- 用途別に端末を設計することで、コストとセキュリティを両立しやすくなる
- 調達方法だけでなく、配布・管理・回収まで含めた運用設計が必要になる
こんな企業におすすめ
- ゼロトラストや多要素認証の強化を進めている企業
- 私物スマホ利用から会社管理端末への移行を検討している企業
- 全社員へのスマートフォン配布を検討している企業
- セキュリティ強化とコスト抑制を両立したい企業
- 監査やガバナンス対応のために端末管理を明確化したい企業
導入を検討されている方へ
スマートフォンは、今や単なる連絡用端末ではなく、
認証、業務アプリ、クラウドアクセス、緊急連絡などを支える重要な業務インフラです。
セキュリティ強化のために全社員配布を検討する場合は、
端末価格だけでなく、管理方法・配布方法・更新方法まで含めて考えることが重要です。
ニューズドチョイスでは、スマートフォンの購入・レンタル・再生端末の活用を組み合わせ、
企業ごとのセキュリティ要件や運用条件に合わせた導入構成をご提案します。